アヒル


ある日、お使いで手芸屋さんへ買い物に行ったら、「フェルトで作るかわいいマスコット」という本を見つけました。
そういえば小学生の頃、フェルトでドラ○エのモンスターの人形を作ってたな〜と、思い出しつつ本を手にとりました。
そこで目に止まったのがアヒルの親子の人形でした。それが無茶苦茶気に入りましたので、速攻で本をレジに持って行きました。500円だったし。
ところで、小学生の頃に作っていたフェルトの人形というのは、形を切って縫い合わせて綿をつめるだけという、平面的で簡素なものでした。しかし、この本に載っているアヒルは見事な三次元です。これは、今まで自分が作ってきたものから考えると革命的でした。しかも、このかわいさは猫と力を合わせるまでもないかわいさです。
後日、材料を100均で集め、制作に取り掛かりました。フェルトを切って糸で縫う行為が久し振りのことで、なかなか新鮮でした。しかし、作っていくとだんだん毛羽立ってきて、薄汚れてしまい、縫い目もへたくそで、完成する頃には、10年ぐらい寝食を共にしてきたような味わいのあるアヒルが出来上がっていました。そこで改めて手芸屋さんへ行きフェルトを買い、作ってみたところフェルトの強度が全然違くて、最初から専門店で買えばよかったと後悔。値段もそんなに変わらないし。出来上がりは縫い目が気になりますが満足しています。
普段、フィギュア作ってるから、1から10までやって、体に何の害もなく制作できるマスコットづくりは、大変楽しかったです。そのうちオリジナルでなんか作りたいかも。