パンズ・ラビリンス見ました。

 もう何年も前から見たかった映画「パンズ・ラビリンス」をようやく見ました。
そして久々にハイク以外でお絵描きしました。リハビリのためにパケ絵を模写。まずキャンバスが広くてとても億劫でした。そして力尽きたのでした。ツールも忘れちまった悲しみに。
 映画はファンタジーと現実の戦争を合体させたあまり見ないジャンルの映画です。
イ「おっと、イレギュラーですな」
 主人公の義父は軍の大尉を務めていて性格が完全に独裁者です。たまたまウサギ狩りをしていた二人の父と息子を尋問にかけて殺してしまいます。そんな銃の引き金をいつ引くか分からない人なので最後までハラハラしながら見ることができました。ハラハラって・・・そんなもの期待してなかったのに。
 妖精などの空想の生物はぬるぬる動いていてとてもよかったです。話は現実のパートと主人公の体験するファンタジーな部分が行き来するので思ったよりも空想のキャラクターが登場しなかったのが残念でしたが、つらい現実とファンタジーの世界の対比がよく出てて話にどっぷりつかることができました。ちょっと大尉が残酷すぎるので戦争映画に耐性がないとショッキングかも;
 砂糖たっぷりのファンタジーに飽きた人に戦争で味付けしたビターなファンタジーはいかがでしょうか?