そうだ、ガレージキットを作ろう。〜下地編〜
今回オムニ社のガレージキット「巴マミ」の制作を紹介したいと思います。
販売数は少ないとはいえ、買った人が「オメェのキット作りづれーし分かりにくい!」といってこのサイトを見に来ていただいたときに少しでも制作のとっかかりになったらと思い、ここにしたためておきたいと思います。
まずはキットについている離型剤を中性洗剤と歯ブラシでゴシゴシ落とします。
この離型剤を落とさないと塗料どころかサフも付きません。念入りに洗浄しましょう。細かいパーツは流したり、力を入れて折ったりしないように注意しましょう。
とりあえず組んでみましょう。この時に真鍮線などで軸打ちしたりして塗装後っすぐにに組み立てできるようにしましょう。*1
軸打ちは塗装前でもいいので次回にやります。
次にバリやゲートをナイフやヤスリをかけてきれいにします。このときキットの気泡とかをチェックしときます。
今回私が完成させたマミさんは複製の時の不良パーツで制作しています。
なので販売したキットにはこれから紹介するような作業はたぶん必要ないと思いますが、気泡は入ってるときは入ってるのでその時は参考にしてみてください。
前髪のパーツです。いきなり先っぽがありません。
後頭部のてっぺんに大きな気泡が。
今回気泡の穴埋めにはポリパテの「モリモリ」と細かな気泡に液状の瞬着を刷り込んで硬化促進スプレーで固めるという手段をとりました。
前者は確実に埋めることができますが、時間が掛かるので瞬着も使ってみました。時間のある方はポリパテの方がいいと思います。
まずは瞬着で気泡をうめたところから。
サフを吹いてみると細かい気泡が点々と…。写真じゃ見づらいですが白くなっているところは全部気泡です*2。
硬化スプレーを吹いたあとヤスリ(320〜400番)で磨きます。瞬着は結構硬くなるので、パーツを削りすぎないように気をつけましょう。
次はポリパテで気泡を埋めたところです。足パーツの全体的に盛ってあるのは、パーティングラインの傷や段差を埋めるためです。
盛りすぎてパーツのモールドが埋まってしまったらニードルで彫りなおしましょう。
ポリパテが完全に硬化したらナイフやヤスリで削って形を整えます。
髪の毛の先端がないのはプラ棒でも差してゼリー状の瞬着で固めて削り形を出しましょう。*3
次回塗装です。